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パーキンソン病におけるC型肝炎の関与

Frontiers in Parkinson Disease Vol.9 No.4, 40-43, 2016

Q1:C型肝炎ウイルス感染症はパーキンソン病発症の危険因子か?
A:パーキンソン病(PD)発症については,遺伝的因子と環境因子が作用しそこにミトコンドリア機能異常,炎症反応,酸化ストレス障害が加わり,α-シヌクレイン(α-syn)の凝集が生じて細胞死を起こすと考えられているが,はっきりとした原因は特定されていない(図1)。臨床的には,感冒罹患時に症状の一時的な増悪を来したり,抗インフルエンザ薬であるアマンタジンが有効であるなど,感染や免疫学的機序が関与している可能性は経験的に感じるところである。今までにも,インフルエンザウイルス,コクサッキーウイルス,日本脳炎(JE)ウイルス,西部ウマ脳炎ウイルス,ヘルペスウイルス,ヒト免疫不全ウイルス(HIV)など多数のウイルスが,急性および慢性パーキンソン症候群と関係しているとの報告がある1)2)。これらのウイルスは神経親和性があり,脳炎/ 脳症後のパーキンソン症候群を引き起こし,PDの発症の危険因子として推測されている。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録