座談会(Round Table Discussion)
胃癌術前・術後の化学放射線療法をどう考えるか
胃がんperspective Vol.7 No.2, 5-13, 2014
欧米では胃癌に対し, 術前あるいは術後の化学放射線療法が積極的に行われるようになっている. 一方, 日本の胃癌治療は, 手術を中心に術前・術後補助化学療法が発展してきたが, 放射線療法が考慮されることは少ない. 近年の放射線療法の技術的進歩に伴い, 治療成績の向上や副作用の軽減が報告されている. 胃癌においても, 放射線療法は重要なモダリティーの一つであり, 手術だけでは治癒困難な症例に対し, 化学放射線療法は有用な治療戦略となり得る. 本座談会では, 外科治療および放射線治療のエキスパートの先生方に, 胃癌における化学放射線療法について, 最新動向と今後の可能性をご討議いただいた.
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