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レジデントからのQ&A

リンパ節転移の術前評価法について教えてください

坂東悦郎

胃がんperspective Vol.5 No.3, 44-46, 2012

「Answer」「はじめに」適切な治療方針決定のため胃癌においての術前進行度診断(特に胃癌治療ガイドライン第3版1)のリンパ節郭清範囲を規定する壁深達度およびリンパ節転移診断)は重要と考えられます. 今回は術前のリンパ節転移診断能に絞ってお話させていただきます. 「リンパ節転移の診断方法」術前のリンパ節転移診断として, 造影CTが代表的でありますが2)3), FDG-PET 4)やEUS 5)などの有用性の報告もあります. しかしながらPETやEUSを追加してもあまり感度は上昇しないとの報告もみられ, これらは標準的な診断法として確立されていないのが現状です. 今回は術前のMDCT(multi-detector row CT)のリンパ節転移診断能を静岡がんセンターのデータを参照しながら理解していきましょう. 「CTの診断能」残胃の癌を除き初発で前治療歴がなく, 最終病理学的検査にてR0もしくはR1切除が達成された2,581例を対象としました.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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