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大腸癌研究の最新知見

【大腸癌分子標的治療】分子標的薬治療効果予測マーカーの現状

~ras変異は治療効果判定の指標となるか?~

佐竹悠良川本泰之吉野孝之

大腸癌FRONTIER Vol.3 No.3, 63-69, 2010

「Summary」KRAS遺伝子変異は抗EGFR抗体薬の効果予測因子(predictive factor)であることが示唆され, 抗EGFR抗体薬はKRAS遺伝子変異陰性(wild-type)患者群のみに投与することが推奨されている. 世界的に抗EGFR抗体薬の投与をKRAS wild-typeに限定されおり, 本邦においても2010年3月よりKRAS遺伝子検査が保険償還され, 抗EGFR抗体薬の投与をKRAS wild-typeに限定した. また, BRAF遺伝子変異は, 第2の効果予測因子と期待されるが, 現時点で予後因子(prognostic factor)であり, 治療効果予測因子(predictive factor)として実地診療への導入は時期尚早であろう. 「はじめに」膜貫通型チロシンキナーゼレセプターである上皮成長因子受容体(epidermal growth factor receptor;EGFR)はヒトの正常組織において, 上皮系, 間葉系, 神経系起源の多様な細胞に発現して細胞の増殖, 再生, 分化, 発生などの重要な役割を担っている.

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