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特集 胃炎についての京都国際コンセンサス会議/若年者除菌について―第19回JAPANGAST Study Groupハイライト―

Workshopテーマ1「胃炎についての京都国際コンセンサス会議」 4.胃炎の治療(Management of gastritis)

村上和成

THE GI FOREFRONT Vol.10 No.2, 28-30, 2014

ここでは胃炎の治療,および除菌後のフォローについて討論がなされた。除菌の対象は原則,感染者全員であること,除菌は萎縮,腸上皮化生など前癌病変が発生する前が望ましいこと,除菌レジメは耐性菌の影響など考えて各国で適切に定めること,除菌で胃癌のリスクは低下するが,消失することはないこと,除菌判定が有用であり,除菌後フォローは特に萎縮が強い症例などに必要であることにコンセンサスが得られた。
「はじめに」京都コンセンサス会議のセッション4はManagement of gastritis で,ModeratorはGraham先生と浅香先生,Faculty memberとして海外からBazzoli先生,Coelho先生,Katalaris先生,Megraud先生,Wu先生の5人,日本から福田先生,古田先生,伊藤先生,河合先生,下山先生と筆者の6人が参加し,熱い討論が行われた。下記に本セッションの各clinical question とstatementを示す。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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