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MESSAGE FROM EDITOR エディターズ・メッセージ(THE GI FOREFRONT)

第17回 人生,流されてみるのも悪くはない

春間賢

THE GI FOREFRONT Vol.9 No.1, 78-79, 2013

情報化社会である. 新聞, 雑誌, インターネット, 友人, 知人, 先輩, 後輩からの話, 毎日毎日, 否が応でも情報が飛び込んでくる. そこで一歩踏み出すにも, 山のような情報があり, 一歩がなかなか踏み出せない. 現代の若者に多いパターンである. 進む道は, 3つ4つではなく, 目を凝らしてみると, 20にも30にも分かれている. 情報の集めすぎかもしれない. 振り返ってみると, 幾重もの歩んできた, あるいは歩む可能性があった道が見え, あちらの道を歩んでいればまた違った人生があったのにという後悔の念が頭をよぎり, もう一度前を見ると, さらに道は増えている. 行動を起こすにあたって情報があるにこしたことはないが, 過剰な情報は進路を妨げることがある. 現代の若者の多くが自然とこのバーチャルな世界に生きているし, 高齢者に近い我々も, インターネット, 郵便物, 新聞, 学会の情報でついつい引き込まれる. 60歳代以降は回顧世代, すなわち, 振り返って, あの時は苦しかった, あの時は楽しかったと思い浮かべる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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