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GI-Metabolism Forum

第2回GI-Metabolism Forum 演題7 炎症性腸疾患患者における大腸菌・抗酸菌由来HSPファミリーに対する血清抗体値の比較

陳俊全

THE GI FOREFRONT Vol.7 No.2, 93-94, 2012

「抗HSP47, 抗HSP60, 抗HSP70抗体価はクローン病で特異的に高値」炎症性腸疾患の病因はいまだ明らかでなく, 多因子の関連が示唆されており, 最近では腸内細菌叢の関連も報告されている. 一方, heat shock protein(HSP)は, 細菌からヒトまで恒常的に存在する蛋白質で, 大きく分けて構成型と誘導型がある. 構成型は恒常的に発現し, 分子シャペロンとして生理的役割を果たし, 誘導型は外的刺激などで誘導される. HSPは炎症性腸疾患と関連することがすでに報告されている. 今回, 健常者, 潰瘍性大腸炎患者, クローン病患者の血清抗HSP47, 抗HSP60ファミリー, 抗HSP70の抗体価をELISA法で測定し, その関連性を検討した. 抗HSP47, 抗HSP60, 抗HSP70の抗体価は, クローン病患者は潰瘍性大腸炎患者や健常者に比し有意に上昇していた. クローン病患者におけるHSP47濃度および抗HSP47抗体の発現は, クローン病活動指数(CDAI)と有意な相関はなかった.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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