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特集 肝炎・肝癌との比較で胃炎・胃癌対策を考える―第16回JAPANGAST Study Groupハイライト―

Workshop「肝炎・肝癌との比較で胃炎・胃癌対策を考える」 その他のJGSGプロジェクト進行状況報告(2)

杉山敏郎

THE GI FOREFRONT Vol.7 No.2, 51-54, 2012

H. pylori除菌治療を行った胃MALTリンパ腫420例の長期予後について検討した. 77%が除菌治療レスポンダーで, 再発は3.1%, 治療不成功が8.8%であった. H. pylori除菌治療抵抗因子はH. pylori陰性, 超音波内視鏡による粘膜下層浸潤, t(11;18)転座であった. 10年後のfreedom from treatment failureは90%, overall survivalは95%, event free survivalは96%と, 予後は非常に優れていた. H. pylori除菌治療は限局期胃MALTリンパ腫のファーストライン治療法として推奨される. 「はじめに」JAPANGAST Study Group(JGSG)にて実施されたH. pylori除菌後における胃MALTリンパ腫の長期予後の研究について概略を説明する. 本研究は, 症例数の多い施設がファーストオーサーになるというJGSGの取り決めに従い, 九州大学の中村昌太郎先生がファーストオーサーで, Gut onlineにすでに掲載されている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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