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写真で学ぶアレルギー

これが汗疱だ!

藤本智子

皮膚アレルギーフロンティア Vol.12 No.2, 57, 2014

[Point! 長い期間経過する症例では角質増殖や落屑を伴い, 水疱が目立たないため鑑別が困難である.] 1. 臨床所見 汗疱(pompholyx, 異汗性湿疹; dyshidrotic eczema)は, 掌蹠のおもに指趾の側面に強い掻痒を伴う多発性の小水疱を生じ, 融合すると水疱が黄色調の膿疱状を呈して2, 3週間ののちに紅褐色の角化性局面を経て落屑をくり返す疾患である. 症状をくり返すと徐々に角質増殖が目立つようになることもある(図1).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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