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Arthritis Topics

ライデン紀行 第4回 今後の日本でのX線読影の展望

竹内勤

Arthritis―運動器疾患と炎症― Vol.10 No.1, 66-67, 2012

 関節リウマチ(RA)の活動性評価およびアウトカム評価のなかで,最も客観的で治療目標としても優れているのが,関節破壊の画像評価である.現在のゴールド・スタンダードは単純X線によるもので,古くからSteinbrocker分類が用いられ,また,個々の関節に関してはLarsen分類が広く使用されてきた.しかし,その後の治療戦略の進歩に大きく貢献したのはSharp法であり,van der Heijde modified Sharp(vdH-Sharp)法であることは言うまでもない.わが国においても,最新画像評価を用いて治療効果判定を行った臨床研究が報告されてきた.治験では,SAMURAI試験で,vdH-Sharp法による日本人RAのグループレベルでの変化が初めて示された.そのインパクトはきわめて大きく,その後の多くの臨床研究でvdH-Sharp法による関節破壊評価が取り入れられた.そのなかで,この評価法の読影者間でのバラツキ,読影の際のルールなど,論文からでは読み取れない情報も多いことが指摘され,それらの情報は手法の開発者たるvan der Heijde教授から直接ご教示いただくのがベストであろうとの認識が高まった.

 産業医科大学第一内科田中良哉教授のお声がけによって,そのような貴重な機会が実現したのは,平成22年9月のことであった.日本の5大学から総勢25人のリウマチ医がライデン大学メディカルセンターにうかがい(写真1),3日間にわたって直接,患者画像を見ながらvan der Hijde教授ご自身による指導を受けたのである(写真2,3).

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