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Arthritis Topics

ライデン紀行 第2回 Leiden Medical Universityで学んだこと(2)

田中栄一

Arthritis―運動器疾患と炎症― Vol.9 No.2, 45-46, 2011

 関節リウマチ(RA)におけるX線のスコアリング法として,さまざまな評価方法が現在まで用いられているが,現在最も汎用されているのがSharp/van der Heijde法(modified Total Sharp Score;mTSS)である.この方法は手および足の各関節における経時的変化を評価するのに最も感度の高い評価法とされているが,読影者によりかなり点数にバラつきがあるとされている.mTSSの付け方を標準化するという目的で,mTSSミーティングがオランダにて開催されたが,そこでわれわれはvan der Heijde先生より直接指導を受けるという機会に恵まれた.

 本項では,おもに読影方法について述べていく.基本的なルールとして両手両足の単純X線正面1方向のみを使用する.これらの画像は必ず時系列で比較して読影を行う.
 読影すべき関節部位は決められており,それぞれの関節部位について「びらん(Erosion)」と「関節裂隙狭小化(Joint Space Narrowing;JSN)」の程度を点数化して付ける.両手X線ではErosionを32関節,JSNを30関節部位,両足X線ではErosionを12関節,JSNを12関節部位にて評価する (図1).

ErosionおよびJSNのスコアの付け方は表1に示す通りであるが,Erosionスコアは手においては1関節につき最大5点,足においては最大10点とし,JSNスコアは手・足ともに1関節につき最大4点とする.

両手両足のErosionスコアとJSNスコアの合計点数がその患者のmTSSである.手の最大点数は280点(Erosion:160点,JSN:120点),足の最大点数は168点(Erosion:120点,JSN:48点)であり,mTSSの最大点数は448点となる.図2にスコアの付け方の1例を示す.

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