<< 検索結果に戻る

7.新規抗凝固療法と凝固線溶系バイオマーカー

New anti-coagulation therapy and biomarkers for coagulation/thrombolysis

Angiology Frontier Vol.15 No.2, 59-65, 2016

「Summary」深部静脈血栓症(DVT)と肺血栓塞栓症は1つの連続した病態と考えられており,両者を合わせて静脈血栓塞栓症(VTE)と呼ばれている。VTEの内科的治療は,初期治療としてはヘパリンを中心とした抗凝固療法を実施し,その後の再発予防には主にワルファリンが用いられる。しかし,ワルファリンは効果に個人差が認められるために,治療効果判定には頻回な血液検査が必要である。直接的経口抗凝固薬(DOAC)である抗トロンビン薬やⅩa阻害薬は,ワルファリンよりも出血のリスクが少なく,またワルファリンのような煩雑な用量調節の必要性もない。しかし,出血のリスクを考えると,DOACに対しても適切なモニタリングを行うことが重要である。DOACの出血リスクを回避するには,活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)の測定が推奨される。
「Key words」VTE,ワルファリン,抗トロンビン薬,Ⅹa阻害薬,APTT

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載雑誌詳細 この雑誌の目次を見る

抄録