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検尿ノススメ

第33回 生体腎移植ドナーの腎機能と尿所見

横山貴石田英樹田邉一成

Nephrology Frontier Vol.9, No.2, 41-44, 2010

「はじめに」生体腎移植ドナーは, 片側腎を提供したことによって手術直後から慢性腎臓病(CKD)患者となる. そのため, ドナー残存腎機能の低下や心血管系障害の発症が起こらないように, 術後からの追跡管理が必要とされている. さらに近年では, 高齢者をドナーとして選択する場合も多く, 安全性を担保するためには長期間の経過観察をすることが望ましい. 本稿では, 東京女子医科大学泌尿器科にて2004年4月~2005年5月までの生体腎移植におけるドナーについて, 腎摘出術前60例とそのうち5年間(術後3, 6ヵ月, 1, 2, 3, 4, 5年の7ポイント)追跡が可能であった13例について, 患者背景, 腎機能と尿所見との関係について述べる. 推算糸球体濾過量(eGFR)は194×年齢-0.287×Cr-1.094で算出した1). 尿沈渣成分については尿沈渣検査法2000 2)に準拠し, 赤血球は個/HPF(強拡大:400倍)で表現した. 1視野に5個以上(5個以上/HPF)の赤血球が認められた場合を血尿と定義した3). 各数値は平均値±標準誤差で比較検討した.

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