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Ⅱ.再生医学のナノテクノロジー

ハニカムフィルムを用いた蛋白質吸着および細胞接着の制御

角南寛伊藤絵美子高山あい子田中賢山本貞明下村政嗣

再生医療 Vol.5 No.1, 96-101, 2006

再生医療用材料の開発において, 材料表面の化学的な性質のみならず, 表面構造(トポロジカル)も考慮した細胞接着面の設計の重要性が提示されている1)-3). 我々はこの点に着目し, これまでに当研究室で見い出されている孔径数μmのハニカム状多孔構造を有するフィルム(ハニカムフィルム)を細胞培養基材として応用し, 化学的およびトポロジカルな特性を利用した新規な細胞培養基材, 生体適合性材料の開発を試みている4)-12). 生体適合性は材料表面に吸着した蛋白質に大きく左右されることが知られており, 異物反応を低く抑え, 生体と適合する材料を開発するためには, 材料表面に吸着した蛋白質の種類や量, 構造を明らかにしなければならない. 我々は細胞培養基材として優れたハニカムフィルムを開発するために, ハニカムフィルム上への蛋白質の吸着と細胞接着との相関について検討した. ハニカムフィルムを用いて蛋白質の種類や量, 構造を制御し, 細胞の機能や接着伸展形態を最適化することで, 高い生体適合性をもった細胞培養基材の開発を目指す.

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