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Ⅱ.再生医学のナノテクノロジー

ナノピラーシートを用いた細胞培養

植村寿公野村しのぶ大藪淑美桑原孝介宮内昭浩

再生医療 Vol.5 No.1, 91-95, 2006

ナノテクノロジーの急速な発展に伴い, 微細構造を簡便に形成することのできるナノ加工技術の進展は著しい. ナノインプリント技術は微細加工を簡便, 低コストに実現できる技術である1). これまでに最小で6nm幅のライン形状の加工が示され, 電子デバイス, 光学素子, フォトニクス結晶などへの応用が示されている2)-5). また, 蛋白質などの抗原を検出する免疫分析チップ表面にナノピラーと呼ばれる微小な突起物を形成することによる検出の高感度化がこれまでに報告されている6). ナノインプリントの応用の一つに, 細胞を培養する足場材料への微細加工が報告されている7). これまで細胞は平面の培養皿上で培養されてきた. しかし, 元来, 細胞は生体内では三次元的な構造の中に存在しており, 所詮二次元の旧来の培養法の限界が近年指摘されるようになってきた8). 人工的に設計した微細な立体構造を足場材料として用いることにより, 平面上での培養では得られなかった効果が期待できる.

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