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QUESTION & ANSWER(インフルエンザ)

抗原循環説とはどのようなものでしょうか.

西村秀一

インフルエンザ Vol.17 No.2, 25, 2016

インフルエンザの流行に関する仮説です.英語ではinfluenza A virus subtype recycling theoryです.詳細は本誌2009年7月号の解説記事に譲り,簡単に説明します.これは,流行ウイルスに数十年に1度起きる抗原性の大変異とそれらのあいだに起きる小変異のうちの,前者にかかわる話です.インフルエンザウイルスは1933年に初めて分離されました.その後それまでのウイルスとはHAやNAの抗原性が大きく異なるウイルス(現在は「亜型」の違いと表現されます)が出現し,世界的大流行,パンデミックを起こし,そのたびに世界的規模で流行ウイルスが交替し,後にそれぞれH1N1,H2N2,H3N2亜型と分類されてきました.
「Key Words」インフルエンザウイルス,抗原性,大変異,歴史的繰り返し

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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