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ゲノム科学からゲノム医療へ

数理科学・計算科学とゲノム

角田達彦

血管医学 Vol.16 No.1, 85-91, 2015

「SUMMARY」生活習慣病の未知の原因の探索に威力を発揮してきたゲノムワイド関連解析(GWAS)だが,その成功の道のりには,ヒトゲノム計画やSNPデータベースの整備,高速タイピング技術や国際HapMap,バイオバンクに加え,遺伝統計学などの数理科学が必要だった.さらに,次世代シークエンサーの登場により,SNP以外のマーカーも探索対象となり,また多階層オミックスデータも取得可能になり,数理科学に推進されたオーダーメイド医療の実現が期待される.今後,ビッグデータ解析とともに,計算科学によるモデル化と数値シミュレーションにより,血管疾患などのさまざまな疾患のシミュレーションとオーダーメイド医療,予防が視野に入るであろう.
「Key words」オーダーメイド医療,ゲノムワイド関連解析,次世代シークエンサー,ビッグデータ解析,数理科学,計算科学

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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