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Vitreous humor dynamics

Frontiers in Glaucoma No.54, 86-90, 2017

私のArchives,すなわち記録文書(庫)という件で「何を書いてもよい」ということだそうである.自分のやったこと(研究というにはおこがましいけれども)で,個人的には思い入れがあるものの誰にも注目されず,また講演会などでまとめて話すこともなかった個人的記録文書を,この機会に今一度人前に引き出してみることにした.硝子体の中の水の動き(vitreous humor dynamics)は次の2つの意味で重要である.
① 硝子体圧はパスカルの原理により,眼圧にほぼ等しい(後房圧はlmmHg弱高い).
視神経乳頭部への圧負荷は,眼圧というよりも硝子体圧によるというほうが正しい.
② 硝子体中の水の動きは硝子体中の薬物の分布,すなわち網膜への到達に影響を与える.
この実験をやった頃には思いもつかなかったが,今や治療のために薬物を硝子体中に,しかも定期的に注射することが当たり前の時代となった.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録