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分子標的治療

第3回 癌の分子標的治療とバイオマーカー研究

工藤可苗荒尾徳三西尾和人

Frontiers in Gastroenterology Vol.13 No.4, 58-63, 2008

「はじめに」分子標的治療薬が臨床に登場して数年が経過し, 癌患者の治療が大きく進歩している. 新規分子標的治療薬の出現により, バイオマーカー研究が盛んに行われるようになった. ごく一部は臨床応用可能な有効な分子標的薬のバイオマーカーが特定され, 実際に層別化などの段階に来ている. しかしもう一方で, 思ったほどの結果が出なかった山ほどのnegative dataも存在する. さまざまな分子標的治療薬が臨床の現場に次々届いているのにもかかわらず, 有用でかつ使用可能なバイオマーカーは一部を除いて特定されていないのが現状である. 現在までの経験から, 分子標的治療薬のバイオマーカーは, だいたいは分子標的そのものかもしくはその下流分子, 周辺分子あるいは標的分子の特徴が変化したものなどと考えられる. 本稿では分子標的治療に対するバイオマーカー研究について, 血管新生阻害薬を中心に実例を挙げ言及する.

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