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大腸癌対策最前線

第6回 大腸癌治療ガイドラインのポイント

榎本雅之杉原健一

Frontiers in Gastroenterology Vol.12 No.4, 39-45, 2007

「はじめに」大腸癌研究会編の大腸癌治療ガイドライン1)は, 癌治療に特化したセンター病院や大学病院の医師だけではなく, 消化器診療を行う一般の医師に対して大腸癌の標準治療を示したものである. 標準治療を公開することにより, 過剰診療や過少診療をなくすことを目的としている. ただし, ガイドラインは, あくまでもその時点での標準治療を公開したものであり, 倫理的な問題がなければ, ガイドラインに沿った適応以外での治療, ガイドラインに記載のない治療法での治療を制限するものではない. 今後, 臨床研究や医療機器の開発などにより新たな診断法や治療法の有効性が示されれば標準治療も変わってゆくので, 随時改訂を行って対応する. 「Stage 0~III大腸癌の治癖方針」根治的な切除が可能であるStage 0~IIIまでの初発大腸癌に対しては, 体内の腫瘍をすべて切除することが第一選択である. その切除方法は, リンパ節転移の可能性の有無によって異なり, 術前にリンパ節転移の可能性がないと診断すれば内視鏡治療, リンパ節転移の可能性があると診断した場合には手術を選択する.

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