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特集 脂質低下療法と脳卒中―PCSK9阻害薬の登場―

脳血管病変への炎症機転の関与

PCSK9 inhibitor may directly or indirectly alleviate inflammation in cerebral vessel plaques

伊藤義彰

脳と循環 Vol.21 No.3, 43-47, 2016

「SUMMARY」アテローム硬化斑では,脂質異常症,とりわけLDLコレステロールが脳血管主幹動脈に炎症を来たす.PCSK9阻害薬は脂質プロファイルを改善し,その結果,プラークの進展を抑制する.一方,PCSK9は動脈硬化症の炎症過程に直接関与していることが最近報告されており,PCSK9阻害薬は炎症促進性の遺伝子発現を抑制し,血管内皮のアポトーシスを抑制するなど,プラークに直接作用して動脈硬化を抑制する効果が期待される.
「Key words」PCSK9 inhibitor,atheromatous plaque,LDL cholesterol,endothelial damage,inflammation

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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