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特集 後期高齢者の脳卒中予防治療 ―内科vs.外科―

(座談会)後期高齢者の予防的治療はいかにあるべきか

岡田靖北川一夫桑山直也髙橋淳

脳と循環 Vol.21 No.2, 11-18, 2016

「後期高齢者における脳卒中の現況と内科治療の注意点」
岡田(司会):超高齢社会を迎えたわが国では,団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者となる2025年まで,肺炎・骨折・脳卒中は増加の一途を辿ることが予想されています.なかでも死亡原因の第4位,要介護3以上の原因第1位である脳卒中は,今後とも多額の医療費・介護費を要することが問題となっており,脳出血主体であった1960年代から近年では脳梗塞主体へと転換し,高齢で発症すると重症化する心原性脳塞栓症の平均発症年齢は80歳近くに迫っています.高齢者では高血圧・脂質異常・糖尿病などを合併している症例も多く,病病連携および病診連携によって補完し合い,適切な医療機関へ紹介・逆紹介できる地域包括ケアシステムの構築が重要になります.本日は年齢を考慮した脳卒中の予防的治療の在り方について内科と外科の分野から検討したく,まずは北川先生に後期高齢者の脳卒中の内科治療について,血圧・血糖・脂質の管理を含めてお話しいただきます.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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