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特集 脳卒中リハビリテーション―臨床の実際と最先端医療―

脳卒中のロボティクスリハビリテーション(2)

Robotics Rehabilitation for Stroke

島田洋一

脳と循環 Vol.19 No.1, 43-47, 2014

「SUMMARY」機能的電気刺激(FES)は, 脳卒中により損なわれた運動機能に対し, 電気刺激を用いて各々の麻痺筋を収縮させ, 合目的動作を再建する先端医療である. かつては埋め込み型が多く用いられていたが, 表面電極型の著しい進歩により, こちらが主流となっている. NES systemは国内使用者が増え, 500例を超えている. Functional MRI(fMRI)を用いて本システムによる脳賦活状態をみると, びまん性から両側SMCに集中化しており, 電気刺激が随意運動に関与する大脳皮質の賦活に影響を与えたことを示し, 中枢神経系の回復に対し, 促通性を有する可能性がある. 「はじめに」機能的電気刺激(functional electrical stimulation: FES)は, 脳卒中や脊髄損傷などにより損なわれた運動機能に対し, 電気刺激を用いて各々の麻痺筋を収縮させ, 合目的動作を再建する先端医療である1). リハビリテーション分野では, さまざまな機器応用がなされてきたが, 従来のリハビリテーションゴールを越えるための技術は乏しい.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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