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TIA―update―

TIAのnatural history

岩永健木村和美

脳と循環 Vol.15 No.1, 51-55, 2010

「SUMMARY」TIAは症状が一過性であることから患者自身や家族より重要視されず受診までの期間が遅れ, 治療開始が遅れることがしばしばみられる. しかし, 近年TIA後, 早期に脳血管障害をきたすことが知られ, 速やかに治療開始することにより脳血管障害発症の抑制効果があることが示された. また, 長期予後では脳血管障害の危険性が低下する一方で心疾患イベントが持続的に高いことが示された. 以上より, TIAは発作初期より治療が必要であり, その後の継続した治療が患者の転帰をよりよいものとする. 「はじめに」一過性脳虚血発作(TIA)の急性期脳血管障害における割合は決して少なくはないが1), 一過性で症状が消失することから患者および医療従事者から軽視され, 治療開始が遅れることがある. ところが近年, TIA発症から数日以内に脳梗塞へ移行する症例が多いことが知られ, 早急な評価ならびに治療開始の重要性が認識されている.

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