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血栓溶解療法:現状と未来

MELT Japanと局所線溶療法の未来

井上敬小川彰

脳と循環 Vol.13 No.2, 49-52, 2008

SUMMARY 経静脈的線溶療法の適応は発症3時間以内の症例に限られており, 全脳梗塞症例の数%がその対象となるに過ぎない. 現在さまざまな手法でその応用可能範囲を広げる試みがなされているが, 局所線溶療法もその一つとして注目されている. MELT Japan(MCA-Embolism Local Fibrinolytic Intervention Trial Japan)では局所線溶療法の効果を科学的に証明することを目的に多施設共同ランダム化比較試験として実施された. 本稿ではMELT Japanの結果を紹介するとともに, 今後の展望についても述べたい. 「はじめに」脳梗塞急性期経静脈的線溶療法は, 米国ではすでに確立された治療である1). わが国でも2005年10月11日アルテプラーゼが薬事承認された. しかし, 静脈内投与法では一部の症例では有効であることが大規模比較試験で示されているが, 同時に致死的合併症の発生も報告されている1).

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