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What's New in protease inhibitor

ERCP後膵炎とプロテアーゼインヒビター

峯徹哉

Surgery Frontier Vol.19 No.1, 93-99, 2012

「Summary」ERCP後膵炎(post-ERCP pancreatitis; PEP)は重症化例もあり, 死に至る症例もある. それに対する対策もとられているが, 必ずしも完全に予防できるものではない. 当初, プロテアーゼインヒビターが注目を浴び報告されPEPも解決できると思われた時期もあったが, 現在ではその見直しが行われている. 今回, プロテアーゼインヒビターのPEPに対する効果をまとめ, その将来について考えてみたい. 「はじめに」ERCPとは内視鏡的逆行性膵胆管造影(endoscopic retrograde cholangio-pancreatography)の略語であり, 1968年McCuneらにより始められ, 1969年高木らおよび大井らにより世界中に広められた手技である. 十二指腸スコープを十二指腸の下行部まで挿入し, 十二指腸(Vater)大乳頭を正面視し, 造影カニューレを胆管, 膵管に挿入し, 造影剤を注入しX線撮影する方法である. この手技は現在でも熟練を要すると考えられがちであるが, いったん手技を修得すると必ずしもそうではないと思われる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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