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What's New in SURGERY FRONTIER

第53回肝障害と肝再生―最近の進歩 チオレドキシン(TRX)

八木清仁磯田勝広近藤昌夫

Surgery Frontier Vol.14 No.2, 79-81, 2007

「はじめに」全世界でC型肝炎ウイルス(HCV)に1億7,000万人が感染していると推定され, 慢性C型肝炎患者の10~20%が重篤な肝硬変を引き起こし, 1~5%が20年から30年の間に肝癌を発症するといわれている1). HCVによる肝傷害の発症は慢性的な炎症が持続することにより, クッパー細胞や好中球により放出される活性酸素が主原因とされている. また, 肝臓の虚血・再灌流時や急性の炎症時に生じる肝傷害も主に好中球が発生する活性酸素が関係していると報告されている2). このような酸化的ストレスに起因する肝傷害を治癒あるいは予防するために, 抗酸化作用を有する薬物の使用が試みられている. 筆者らは, 細胞内のレドックス制御に中心的な役割を果たすチオレドキシン(thioredoxin:TRX)に着目し, 肝傷害治療への応用に向けて研究を続けている.

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