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侵襲をめぐるQ&A

(炎症性細胞4 白血球)Q 好中球,リンパ球,マクロファージはそれぞれ臓器移植の拒絶反応の発症にどのような役割を果たしているのですか?

種村匡弘西田俊朗

Surgery Frontier Vol.13 No.3, 94-96, 2006

A はじめに 移植医療は, 内科的治療に反応しない末期的臓器不全に対する唯一の治療法として, すでにその地位を確立している. 「移植臓器の生着」は, 人間の免疫応答との果て知れぬ戦いの結果得られた賜物といえるが, 現実の臨床において臓器移植後の死因は感染, 拒絶反応, 悪性腫瘍の発生など免疫抑制に関するものがほとんどである. 現在, 使用されている免疫抑制剤は, 強力な免疫抑制作用をもち臨床的には極めて有用であるが, その一方で宿主(レシピエント)の免疫機能全般を低下させてしまうことが問題となる. したがって, より安全で, 生着率の高い臓器移植を行っていくためには抗原特異的な免疫抑制を行うこと, さらに免疫寛容を早期に導入することが必須で, 今後残された課題である. 本稿では, 臓器移植後どのように免疫反応が起こり, 最終的に移植臓器が拒絶されるか, そのメカニズムについて概説する.

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