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癌ワクチン療法の現状と展望

Vascular Endothelial Growth Factor Receptor 2(VEGFR2)を標的とした癌ワクチン療法

高山卓也田原秀晃

Surgery Frontier Vol.13 No.3, 19-22, 2006

細胞傷害性T細胞(CTL)によって認識, 傷害される腫瘍抗原が発見され, その後, 腫瘍特異的抗原が次々と同定され, これを標的とする特異的免疫療法であるエピトープペプチドを用いたがんワクチン療法の臨床試験が進行中であるが, 新たな問題点も明らかになってきた. たとえ強力なCTLが誘導できても腫瘍細胞におけるHLAクラスIの発現低下や消失, さらに腫瘍細胞における標的分子の欠落などの原因でCTLの抗腫瘍効果がなくなってしまうことである. また, 現在同定されている腫瘍抗原ペプチドはある種の腫瘍に存在するが, すべての腫瘍を網羅できるものではない. そこで, これらの問題を克服するため, ワクチン療法によるCTLの標的細胞を腫瘍細胞自身ではなく腫瘍新生血管とし, 腫瘍新生血管由来分子を標的としたワクチン療法を開発し, 第I相臨床試験を開始した.

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