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特集 女性骨盤底医学up to date

診断(1)問診・質問票

荒木勇雄水流輝彦

排尿障害プラクティス Vol.21 No.2, 18-27, 2013

女性骨盤底障害においては, 下部尿路症状にも留意した慎重な問診が大切であり, 疑わしい場合にはウロダイナミクス検査などの精査を躊躇してはならない. 女性骨盤底障害における主要な疾患である腹圧性尿失禁や骨盤臓器脱といったQOL疾患の治療選択や治療効果判定には, 疾患重症度だけではなく主観的な症状や困窮度(QOL障害)の評価が重要な要素である. したがって, 症状やQOLを対象とした, 信頼性・妥当性の検証された世界的に共通な質問票の日本語版の作成・普及が重要となる.
「はじめに」女性骨盤底医学における主な対象疾患は, 腹圧性尿失禁と骨盤臓器脱(性器脱)であり, ともにQOL(quality of life)を損なう代表的なQOL疾患である. これらQOL疾患においては, 疾患重症度だけではなく症状や困窮度, QOL障害度などを考慮に入れた治療選択や治療効果判定が重要となる. 症状およびQOLの評価には, 信頼性, 妥当性が検証された質問票を用いる必要があり, 本稿では問診におけるキーポイントとともに疾患特異的な質問票を中心に記述する.
「Key Words」腹圧性尿失禁, 骨盤臓器脱, 症状, QOL, 質問票

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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