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特集 脊髄損傷と排泄障害

下部尿路機能評価

小川隆敏

排尿障害プラクティス Vol.20 No.3, 12-19, 2012

脊髄損傷の下部尿路機能評価は, 上部尿路合併症(逆流, 水腎)のリスクの評価と生活にあった排尿方法を決定するために重要である. 前者においては, 膀胱変形, 膀胱コンプライアンス, OF(opening failure)が危険因子となる.
「はじめに」下部尿路機能評価は脊髄損傷の尿路障害の評価の中心を占めるものである. 評価の中心は尿流動態検査(UDS: urodynamic study)であるが, 神経泌尿器科的には, 損傷のレベル診断や理学的所見も重要である. 今回はこれらのことを含めた下部尿路機能評価について記載する. 当科では, CMG+VCG(cystometrogram + voiding cystourethrography: 膀胱内圧測定+排尿時膀胱尿道撮影)による下部尿路機能評価を行っている(図1). 結果を記録表に記載し, 一目で症例のプロフィールがわかるようにしている(図2). 今回はこの記録表の記載方法と検査結果の意義についてまとめてみた.
「Key Words」脊髄損傷, 下部尿路機能評価, 膀胱変形, 膀胱コンプライアンス, OF(opening failure)

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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