<< 一覧に戻る

尿路機能の再生医療の現状

特集に寄せて

後藤百万

排尿障害プラクティス Vol.18 No.4, 5, 2010

下部尿路機能障害は直接生命に関わることは少ないものの, 日常生活の多岐にわたる領域で支障をきたし, QOLを障害する. また, 近年の疫学調査により, 下部尿路機能障害によって引き起こされる多彩な症状(下部尿路症状)を有する患者が極めて多いことが示され, 社会的にも大きな注目を集めている. 下部尿路機能に関する神経生理学的研究の発展により, 下部尿路機能障害に対して, さまざまな作用機序に基づく新しい薬剤が次々と開発されている. これらの新しい薬剤は, 下部尿路機能診療に新しい展開をもたらし, 一定の治療効果を得ているのは確実である. 他方, 薬物治療や既存の外科的治療には依然として限界があり, 臨床医がじれったい思いをしているのも現実である. たとえば, 腹圧性尿失禁に対する有効な薬剤はない. スリング手術などの女性腹圧性尿失禁に対する有効性の高い手術はあるものの, 男性腹圧性尿失禁に対する低侵襲手術はない.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る