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国際失禁会議(ICI)

国際尿失禁会議からの報告2 第4回 症状・QOL(生活の質)評価

後藤百万

排尿障害プラクティス Vol.14 No.1, 86-94, 2006

「はじめに」国際失禁会議(International Consultation on Incontinence ; ICI)は, 国際保健機構(WHO)の後援により, 第1回がモナコ(1998年), 第2回がパリ(2001), 第3回がモナコ(2004年)で開催され, 尿失禁に関する基礎から臨床までの幅広い領域について, 世界からおのおのの領域の専門家を集め, 25の小委員会に分けて検討された. 本稿では, 第3回会議における症状QOL評価小委員会の討議内容について紹介する. 1. 討議内容 尿失禁の診療における重症度判定, 治療選択, 治療効果判定において, 従来はパッドテスト, 尿流動態学的検査といった他覚的検査による評価が重視された. しかし, 尿失禁は直接生命に関わるものではないが, 身体的活動, 社会的活動, 対人関係, 精神面, あるいは性生活など, 多岐にわたる領域で日常生活の支障となる, いわゆるQOL疾患であり, 自覚症状とQOLが重症度評価, 治療選択, 治療効果判定において重要な評価項目であるとの認識が世界的に広まっている. 種々の自覚症状やQOL評価のための質問票(questionnaire)が報告されているが, 尿失禁に関する診療研究においては, 妥当性が検証された質問票により評価を行うことが必要である.

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