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特集 チームで取り組む心不全医療

臨床 重症心不全に対するチーム医療

絹川真太郎

CARDIAC PRACTICE Vol.27 No.3, 47-51, 2016

「はじめに」心不全は進行性の病態であり,増悪と寛解を繰り返しながら徐々に悪化していく。神経体液性因子抑制薬を初めとする薬物療法,疾病管理,運動療法,および心臓再同期療法などの非薬物療法による治療を行ったとしても悪化する症例がある。最終的には,重症心不全患者に対して,心臓移植や補助人工心臓を見据えた管理やその対極をなす緩和ケアが必要となる。このようなアドバンスケアの場合において,チーム医療が必要であることはいうまでもないが,心不全の一般ケアを行う際にこそチーム医療が必要と考える。近年,フレイルの概念が注目されているが,重症心不全患者においても筋力や筋量低下のサルコペニアを中心とするフレイルは対策を講じるべき重要な課題である。本稿では,心不全の繰り返し入院やフレイルサイクルとチーム医療との関連を考察しながら,概説する。
「KEY WORD」包括的疾病管理プログラム,多職種チーム医療,サルコペニア,フレイル,J-HOMECARE

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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