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特集 大動脈弁狭窄症の新しい治療:TAVIの現状と展望

トピック 冠動脈疾患を合併した大動脈弁狭窄症に対するTAVI

Transcatheter aortic valve implantation for the patients with coronary artery disease.

白井伸一

CARDIAC PRACTICE Vol.26 No.4, 43-48, 2015

「はじめに」大動脈弁狭窄症(AS)は高齢者において最も多い弁膜症でありしばしば冠動脈疾患を合併する1)2)。石灰化に基づく変性による大動脈弁狭窄は炎症を含む多因子を背景にもつことから動脈硬化の進展に類似するといわれている。それゆえに大動脈弁狭窄症発症のリスクと冠動脈疾患のリスクも類似したものとなっている3)4)。経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI)出現以前は大動脈弁狭窄症に対する根治治療は大動脈弁置換術以外にはなかった。その際に冠動脈疾患を合併した症例においては一期的に大動脈弁置換術とともに冠動脈バイパス術を施行することが主流であった。TAVI出現によって冠動脈疾患を合併した大動脈弁狭窄症に対する治療はどのように変わったか?今回は現時点までに得られている知見および進行中である臨床研究も紹介する。
「KEY WORD」Aortic stenosis,TAVI,Coronary artery disease,Syntax score

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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