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特集 大動脈弁狭窄症の新しい治療:TAVIの現状と展望

基礎 治療法選択における手術リスクの判断:Frailtyをいかに評価するか

Significance of Frailty in selecting therapeutic options

樋口亮介桃原哲也

CARDIAC PRACTICE Vol.26 No.4, 21-25, 2015

「はじめに」ある疾患に対して治療法を選択する際には,各治療選択肢により見込まれる効果,リスク(または安全性),コスト,そして患者本人の希望を考慮する。以前は,重症大動脈弁狭窄症に対する根治的治療は外科的大動脈弁置換術のみであったが,手術高リスク例または手術不能例に対して経カテーテル大動脈弁植え込み術(transcatheter aortic valve implantation:TAVI)という選択肢が増えたために,事前の手術リスク評価が一層重要となっている。一方,大動脈弁狭窄症の最も多い原因は加齢に伴う弁硬化であるため,75歳以上の後期高齢者も少なくない。STS(Society of Thoracic Surgeons)スコアやLogistic EuroSCOREによる併存症や手術自体の評価に加え,高齢者特有のFrailtyを評価することが,より正確な手術リスク評価やそれに基づく包括的な介入のために不可欠である。
「KEY WORD」Frailty,フレイル,虚弱,大動脈弁狭窄症,TAVI,経カテーテル大動脈弁植え込み術

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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