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高野博之小室一成

CARDIAC PRACTICE Vol.23 No.3, 79-81, 2012

「はじめに」HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)は, コレステロール合成経路であるメバロン酸経路においてHMG-CoA還元酵素を阻害することにより, 血清コレステロール値を低下させる. 大規模臨床試験の結果から, スタチンによる冠動脈疾患の一次および二次予防効果に関するエビデンスは確立している. スタチンはコレステロール低下作用だけでなく, コレステロール低下に依存しない多面的作用により心血管保護的な効果をもつことが知られている1). スタチンのもつ多面的作用を考慮すると心不全に対する治療効果も期待されるが, まだ臨床試験でその効果は確立されていない. CORONA(Controlled Rosuvastatin Multinational Trial in Heart Failure)試験では, NYHA(New York Heart Association) II~IV度の虚血性心不全患者を対象にロスバスタチン(10mg/日)の効果を検討した2).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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