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用語解説

PAMPs,alarmins,DAMPs

PAMPs, alarmins, DAMPs

平澤博之

栄養-評価と治療 Vol.32 No.1, 42-45, 2015

「POINT」敗血症の病態生理に関しては近年大きな進歩があった。現時点では感染により産生された,ある種の共通の立体構造をもつ病原微生物に由来するPAMPsや多様な機能をもつ宿主由来の内因性物資であるalarmins(DAMPsとも呼ばれる)がPRRsに認識され,細胞内でサイトカインが産生され,それが血液中へと流入し,抗サイトカイン血症が発症することが,敗血症の病態生理の首座であると考えられている。
「Ⅰ 敗血症の定義と病態生理」敗血症の従来の定義は菌血症やエンドトキシン血症があることが前提であり,敗血症と菌血症は同義語的に用いられてきた。それゆえさまざまな不都合があり,それらを是正するために,systemic inflammatory response syndrome(SIRS)なる概念が提唱された。それに伴い敗血症(sepsis)は感染により発症したSIRS(infection-induced SIRS)と定義された1)2)。しかしこの定義は特異性に欠け,当初から多くの批判があった。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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