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用語解説

ユビキチン・プロテアソームシステム

田中啓二

栄養-評価と治療 Vol.26 No.6, 51-55, 2009

『POINT』 生体を構成する主要成分であり, 生命現象を支える機能素子であるたんぱく質は, 細胞内で絶えずダイナミックに合成と分解を繰り返しており, ヒトでは毎日その約3%が分解されている. たんぱく質分解は, 不良品分子の積極的な除去に関与しているほか, 良品分子であっても不要な(細胞活動に支障をきたす)場合, あるいは必要とする栄養素(アミノ酸やその分解による代謝エネルギー)の確保のために, 積極的に作動される. この大規模なたんぱく質分解において中心的な役割を果たしているのが, ユビキチン・プロテアソームシステム(UPS)である. 『I はじめに』 成人の場合, 図1に示したように1日あたり約70gのたんぱく質を食事として摂取しているが, 健康な状態では, 毎日, 同量のたんぱく質を異化代謝し体外に排出している. 一方, 1日に合成するたんぱく質の量は, 約300gであり, この量と見合ったたんぱく質が日々分解されていることになる.

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