<< 一覧に戻る

各種疾病のガイドラインにおける栄養治療の位置づけ

炎症性腸疾患ガイドラインにおける栄養治療の位置づけと実際

佐々木雅也

栄養-評価と治療 Vol.26 No.2, 32-37, 2009

「SUMMARY」クローン病では栄養療法は基本的な治療法の1つであり, 緩解導入や緩解維持療法としての有用性は確立されたものである. また, 低脂肪の食事は有用であるが, n-3系多価不飽和脂肪酸の有用性についてはエビデンスが確立されていない. 一方, 潰瘍性大腸炎では栄養療法そのものによる治療効果は乏しいが, 魚油や食物繊維には臨床症状の改善効果が期待できる. 「I はじめに」クローン病と潰瘍性大腸炎は, 炎症性腸疾患と称される. いずれの疾患も難治性の炎症性疾患であり, 病因は特定されていない. しかしながら, これらの疾患の病態に関する詳細が明らかにされつつあり, 厚生労働科学研究費補助金特定疾患対策研究事業難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班(以下, 研究班)における治療指針(案)1)2)が提唱されている. 2006年には, 研究班より「エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン」が発刊された.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る