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特集 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017

6.動脈硬化性疾患の絶対リスクの層別化と脂質管理目標

越坂理也横手幸太郎

The Lipid Vol.29 No.1, 53-60, 2018

動脈硬化性疾患のリスクの評価については,引き続き絶対リスクで行われるが,リスクの算出方法については,今回の改訂でNIPPON DATA 80から吹田スコアに変更された.従来のNIPPON DATA 80は,スタチンが使用されていない時代にベースライン調査が行われていること,アウトカムが冠動脈疾患の発症ではなく死亡であること,LDL-CやHDL-Cの情報がないことなどの問題点があった.吹田スタディは冠動脈疾患の発症がアウトカムであり,リスク評価を冠動脈疾患発症率とすることで,各リスクの重要性がより明確に提示できるとされている.脂質管理目標に関しては,二次予防での高リスク病態におけるLDL-Cの厳格な管理が主な改訂点となっている.
「KEY WORDS」絶対リスクの層別化,脂質管理目標,吹田スコア,フローチャート,危険因子

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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