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特集 プラークバイオロジーの解明から新しい冠動脈イメージングまで

冠動脈CTによる不安定プラークの診断

元山貞子尾崎行男

The Lipid Vol.25 No.2, 61-67, 2014

[Summary] 冠動脈CTは冠動脈病変を非侵襲的に描出可能な検査方法として, 広く臨床に用いられている. 1回の検査で心臓全体の冠動脈を描出可能であり, 冠動脈狭窄においては, 高い感度と陰性的中率で, 冠動脈狭窄の除外診断に有用である. プラーク診断においては, 急性冠症候群の責任病変は, CTでは陽性リモデリング, 低吸収プラーク(LAP), 微小石灰化という特徴をもつ. また, CTで認められる陽性リモデリング, LAPは, 近い将来, 急性冠症候群を発症する危険が高いプラークであると考えられる. 不安定狭心症の診断, 予測, 治療効果判定に, 冠動脈CTは有用であると考えられる. [冠動脈CTの特徴] 冠動脈CTは, 経静脈的に造影剤を投与し, 心電図を装着し, 心電同期でCT撮影を行うことで画像が得られる. 冠動脈狭窄の評価には長年, 侵襲的冠動脈造影(CAG)が用いられてきた.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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