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血管の画像解析

第18回 Ⅳ.次世代の血管画像解析 血流を画像化するVector Flow Mappingとは

森三佳

The Lipid Vol.25 No.1, 81-84, 2014

「はじめに」心腔内において, 血流は壁運動や弁などの影響を受けて方向を変え, 心周期のさまざまな時相で渦流が形成される. 血流の様相は心血管系の形態や機能と関連しているため, 血流を可視化し, 血流分布を解析することによって, 心血管疾患の病態評価や予後予測などに有用な情報が得られることが期待される. 血流を可視化する方法としては, 心エコー法によるものと, 心臓MRIによるもの1)などが用いられている. また, 心エコー法では, 造影剤を用いるParticle Image Velocimetry2)のほか, カラードプラ法とスペックルトラッキング法を用いたVector Flow Mapping (VFM)3-6)が近年開発された. 本稿では, VFMの原理や臨床応用, 今後の展望などを含め概説する. 「VFMの原理」最初に報告されたVFMの原理3, 4)では, 血流を基本流と渦流に分け, 各々でカラードプラから算出されたベクトルをあわせる方法が用いられた(図1).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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