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遺伝子操作実験動物-1 アクアポリン・アディポース(AQPap/7)欠損マウス

―脂肪細胞グリセロールチャネル欠損モデル―

火伏俊之前田法一船橋徹

The Lipid Vol.18 No.2, 4-10, 2007

「はじめに」脂肪細胞は, 飢餓時に備え中性脂肪を蓄える細胞である. 運動時や絶食時には中性脂肪は加水分解され, 遊離脂肪酸(free fatty acid;FFA)とグリセロールが循環血中へ放出される. 以前より脂肪細胞には効率よいグリセロール放出機構の存在が想定されていたが, 分子機構は明らかにはされていなかった. 1997年, ヒト脂肪組織cDNA libraryより水チャネルファミリーに属するaquaporin adipose(AQPap/7)が同定された1). AQPap/7は水のみならずグリセロール透過能をも有すること1,2), 3T3-L1脂肪細胞の分化過程に伴いAQPap/7遺伝子発現が増加していくこと2), インスリンにより転写レベルで厳密に制御されていること3)などが報告され, AQPap/7が脂肪細胞において, グリセロール放出にかかわる分子であることを強く示唆していた.

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