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特集 日本人糖尿病の大規模臨床・疫学研究

J-DOIT2

野田光彦泉和生

Diabetes Frontier Vol.26 No.6, 726-730, 2015

「はじめに」「平成24年国民健康・栄養調査」では,「糖尿病が強く疑われる者」は約950万人,「糖尿病の可能性を否定できない者」は約1,100万人で,いわば糖尿病の予備群に当たる後者の人数は減少していたが,糖尿病有病者に当たると考えられる前者の人数は増加していた。糖尿病とその重症化を予防することの重要性に鑑み,平成25年度から開始された「健康日本21(第二次)」においても,糖尿病対策に関する指標については,一次予防(発症予防),二次予防(合併症予防),三次予防(重症化予防)のそれぞれに関わるものが設定されている。2型糖尿病患者の多くは自覚症状がないため,治療の必要性に対するそれ相当の理解はあるものの,治療の継続に対する意識付けが困難である場合がときにある。そのため,糖尿病が早期に発見されて,一度はしばらくの間医療機関を受診したとしても,その後通院を中断し,再度受診した際には重篤な合併症を発症しているケースを経験することも少なくない。
「key words」糖尿病,受診中断,国民健康・栄養調査,J-DOIT2

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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