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特集 糖尿病と脂質代謝異常の病態リンク

脂質異常と心血管合併症~LDLコレステロールを中心に~

大澤和宏伊藤浩

Diabetes Frontier Vol.24 No.4, 402-407, 2013

「はじめに」近年冠動脈疾患に対する治療法として, percutaneous coronary intervention(PCI)による血行再建1)が盛んに行われている. しかしながら, PCIはあくまで責任病変に対する局所治療であり冠動脈イベントの再発予防の手段としては有用とはいえない. 最近のIVUS(intravascular ultrasound)を用いた研究では, 急性冠症候群の患者では責任病変以外にも次の急性冠症候群の温床と成りうるvulnerable plaqueを有している症例が多いことを報告している2). 実際に急性冠症候群後の再イベントは, 責任病変以外から生じることも珍しくはない3). このことからも冠動脈疾患を有する患者に対しては, 生活習慣, 食習慣の改善による全身的管理とともに薬物治療によるリスクファクターのマネージメントが重要である. そのなかでも重要視されているのが脂質異常症の管理である.
「key words」coronary heart disease,dyslipidemia,small dense LDL,statin

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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