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基礎講座 糖尿病患者の“血管を診る”~画像化と機能評価~

頸動脈硬化病変評価法―Max IMT, Mean IMT, Stiffness β, プラーク性状, 狭窄度―

北川一夫

Diabetes Frontier Vol.23 No.1, 91-96, 2012

「はじめに」頸動脈は全身動脈の中で, 非侵襲的な超音波検査による観察に最も適した動脈である. 頸動脈の高度狭窄病変は脳梗塞の責任病変として重要であるが, 脳梗塞の直接の原因にはならない程度の早期動脈硬化病変は全身の動脈硬化重症度をよく反映し, 各個人の心血管リスクの層別化に有用である. 本稿では, 頸動脈硬化病変の早期段階の評価に適している頸動脈内膜中膜厚(intima media thickness: IMT), 血管弾性の指標stiffness parameter β, ある程度進行したアテロームプラークの評価法として有用なプラーク性状診断, 狭窄度の計測に分けて解説する. 「I 頸動脈超音波検査: 計測法と表示」超音波診断機器はDuplex法とカラードプラ法が可能なものが望ましく, プローベは中心周波数7MHz以上のリニアプローブを用いる. 頸動脈の表示法は原則的に短軸像では画面の左側に頸動脈の右, 長軸像では画面の左側に心臓側を表示する.
「Key Words」頸動脈内膜中膜厚(IMT),血管弾性,プラーク輝度,プラーク石灰化,内頸動脈狭窄

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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