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印象に残る喘息症例

―内科編―

木野稔也

喘息 Vol.21 No.2, 98-99, 2008

印象に残る喘息症例といえば, 当時地方の病院で喘息発作のため意識を失い, 約1ヵ月間機械呼吸を続けている高齢の患者さんの家族から往診を依頼され, 主治医に何がしかの助言らしきことをいって1ヵ月後に片足を引きずりながら“先生, 元気になりました!”と突然京都に現れびっくりさせてくれた患者さんであろう. しかし, 今回の原稿依頼に対しては, 「昆虫採集を趣味とする青年の喘息発作の原因追及」からの意外な展開? について, 思い出して記す. 「症例」蝶や蛾の昆虫採集を趣味とする, 20歳代後半の青年である. 「問診など」昭和49年(1974年)秋頃のことである. 青年からの依頼は, “喘息発作は春と秋に多いが, 古い標本箱を開けると粉塵(?)が立ち上り, 咳・痰・喘鳴などの喘息症状が出て苦しむことが多い. よい標本を作るためにある種の殺虫剤を使うが, この殺虫剤が喘息の原因ではないか? 調べてほしい”というものであった.

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