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喘息の特殊型2:アスピリン喘息

喘息 Vol.21 No.2, 67-73, 2008

アスピリン喘息(aspirin induced asthma;AIA)は成人喘息の10%に認められ, その発症機序としてアラキドン酸シクロオキシゲナーゼ(cyclooxygenase;COX)-1阻害作用をもつ解熱鎮痛薬である非ステロイド性抗炎症薬(non-steroidal anti inflammatory drugs;NSAIDs)によるアラキドン酸代謝異常の顕在化が考えられている. 患者の40%は誘発歴がないため確定診断には負荷試験が必要であり, 吸入負荷試験が簡便で一般的に使用されている. NSAIDs以外にも一部の食品や添加物に過敏性を示し, 喘息発作の治療として一般的に用いられているコハク酸エステル型ステロイド製剤は発作を増悪させる危険性があるため使用を控え, リン酸エステル型ステロイド製剤を点滴静注する. 解熱は氷冷が基本であるが, 鎮痛には塩基性薬剤が安全である. 選択的COX-2阻害薬は安全であるとの報告もあるが, 発作誘発症例の報告もあるので慎重に処方すべきである.

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※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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