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気道病態の評価

喘息 Vol.21 No.2, 46-51, 2008

気管支喘息の本態は気道の「慢性炎症」であり, 「気道閉塞」や「気道過敏性亢進」といった生理学的異常を伴う. 「慢性炎症」の評価に関しては, 喀痰検査に加え, 呼気一酸化窒素測定や呼気凝縮液測定などが最近開発されている. 特に, 呼気一酸化窒素測定は喘息の診断に高い特異性を示す. さらに, 呼気一酸化窒素をモニタリングしながら治療を行えば, より吸入ステロイド薬の使用量が少なくてすむ. 「気道閉塞」に関しては, 最近, 難治性喘息における努力肺活量の減少から末梢気道の閉塞が重要視されている. 気道過敏性に関しては, ピークフローの週内変動が高い相関性を示す. 「はじめに」気道病態の評価は, 喘息の診断, 治療効果判定, 患者アドピアランスのチェックに有効な手段となるだけでなく, 難治性喘息の病態解明の観点からも重要である. 本稿では, 気管支喘息の気道病態において重要な「気道炎症」, 「気道閉塞」, 「気道過敏性」の評価法に関して述べる.

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※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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